【観戦記】第67回全国高校軟式野球大会 準々決勝

【はじめに】

倉敷工対津久見
この試合を覚えている高校野球ファンも多い事であろう。
昭和42年春の選抜だった。「津山商出場辞退」『補欠校の倉敷工が繰り上げ出場か。』と続く。この年の前年、秋の中国大会で準優勝。「選抜出場間違いなし。」と言われていた。しかし、春の便りは津山商に。それが一転して甲子園出場が現実に。
4月1日、初戦の相手は津久見。実践練習が不足していた選手たちが、エース小山の力投に打線も答え、この大会初優勝を飾る強豪津久見に、2対3と食い下がった。
「倉工は強い」「夏が楽しみ」期待の声が高まっていったのだった。
「倉敷工 対 津久見」(硬式野球ではあるが)今でも、あの突然の選抜繰り上げ発表によってエース小山の急な投げ込みがたたって、小山の左腕は、故障を抱えていったことを思い出すのは私だけであろうか。

【観戦記】

姫路ウインク球場一塁側には、朝早くからブルーシャツで揃えた吹奏楽部に応援団部。ラグビー部、硬式野球部、そして、軟式野球部の保護者会等多くの応援者が駆けつけていた。もちろん、おいまつ会も。

試合開始から、吹奏楽部がテンポの良い曲が倉工ナインを後押しする。
「ルパン三世」「サウスポー」そして、高校野球定番の「アフリカンシンフォニー」等。
軟式野球部保護者会では、1、2年生の保護者が水分補給の配慮。3年生の保護者は、ゆっくり応援して、チャンスには大きな応援を。(声は出せない)
保護者会会長の中田義次会長(58年卒、A科)は、「みんなが応援しやすい環境を作るのが一番ですね。選手がゲームに入る前のケアーに気をつけたり。そして、試合を盛り上げて行き、私どもの軟式野球部だけでなく、倉工全体を盛り上げて応援して行きたいです。」と話した。こうした中、倉工攻撃(七回表)の時、硬式野球部の高田康隆監督は「投手がしっかりしているので、これからは、1点を早く取った方が有利と思いますよ。」

試合終了後、ラグビー部マナージャーの、赤沢さん(T1)と小橋さん(T1)は、「軟式野球部かっこよかったです。ラグビー部も、軟式野球部に続いて、絶対に花園に行きます。」とキッパリ。
倉工一塁側大応援団は、次の準決勝、大阪代表あべの翔学戦を見据えていた。

【準決勝は、明石トーカロ球場で8月28日(日)10時からの予定】
※試合日程の詳細は、日本高等学校野球連盟HPで御確認ください。

日本高等学校野球連盟HP
第67回全国高等学校軟式野球選手権大会組み合わせ表

【評】
倉敷工ベスト4
9回打者10人の猛攻で、打力の真価を発揮

エース左腕、中野が、捕手半田のグラブ目掛け、声を発して投げ込む。そのストレート、スライダーは、衰えを知らない。
終盤まで、緊迫したシーソーゲーム。
倉敷工が、1点を追う九回、打者10人6得点の猛攻でひっくり返した。
先頭の半田が、右超え三塁打で出塁。
続く、黒明、中野の連続適時長短打で、2点を奪い逆転。
さらに、相手の摘出、暴投があり前田の2点適時打で4点。
エースは、最後まで粘り強く投げ抜いた。

(この記事は、山陽新聞及び毎日新聞を参考にしました。)

おいまつ会の旗を準備 この旗に集まろう。

盛り上がる応援団

力投するエース中野投手

盛り上がる倉工一塁側応援団

見守る、高田康隆硬式野球部監督

おいまつ会関西部会の皆さん

いいぞ いいぞ 倉工

硬式野球部が、友情応援しています

保護者会も一体に、大応援

大空にはためく 「燃えよ 倉工球児」

勝利のセンターポール

応援ありがとうございました。いいぞ、倉工