大願成就 85熱闘甲子園の奇跡 28

「自分の心に勝てる者が、試合に勝てる。」と選手に対して心の指導をしてきた。そして「敵は、我にある。」と言い続けて来ました。
岡山大会決勝。五回裏終了のグランド整備の時、「勝つのは君らなんだ。出来る。信じよう。」と強く選手に伝えました。これは、倉敷工和泉利典監督の話である。
そして、心が繋がった結果が出たのだった。
『当HP。今回のタイトル(己に勝つ野球)は、和泉監督の指導や、談話から名付けました。』なお、今回28号からは、第85回夏の甲子園に出場した倉敷工の足跡をもう一度検証してみることにする。

倉敷工主将 須田洋光
(岡山大会決勝)序盤は、自分たちの野球ができなかった。打撃では、打てなくて悔しい思いをした。だけど、主将なので自分にできる事は、精一杯やろうと努力した。
倉敷工投手 陶山大介
出来ることを当たり前にして、先頭打者を確実に抑えた。焦りはなく、仲間が逆転してくれる事を信じていたので、点はやらないと思って投げた。
『ベースボール岡山2003年平成15年8・9号より参考、引用しました。』

第85回全国高校野球選手権記念大会岡山大会の戦績
倉敷工10―3古城池
3投手で、無安打に抑える。5回コールド

倉敷工2-0大安寺
3安打の圧勝。控えの2投手の継投で無失点に抑える。

倉敷工7―6
6回に逆転。陶山12安打を浴びるも完投。

準決勝倉敷工3―0関西
陶山が被安打2。9奪三振で完封。

決勝倉敷工10―7倉敷
6回、一挙7点を奪い逆転。そのまま逃げ切る。

倉敷工002 017 000 10
倉 敷120 200 011  7

つづく
随時掲載

お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。

参考
山陽新聞
毎日新聞
(当時の、新聞記事を参考にして、一部を引用しています。)

協力
小山 稔氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
神土秀樹氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
和泉利典氏「元倉敷工業高校野球部監督」
中山隆幸氏「前倉敷工業高校野球部部長監督」