熱闘甲子園 今昔物語 70 栄光の足跡 58 (選抜への道 4)

第94回選抜高校野球大会
【概要】
2022年3月18日~3月30日
優勝 大阪桐蔭、準優勝 近江
一回戦 和歌山東 8―2 倉敷工
(お願い)
この試合の内容については、当HP「栄光の足跡54」を参照して下さい。

【選抜への道4】
『2021年秋の岡山県大会』
(準々決勝)
倉敷工 300 000 200 5
光 南 000 100 000 1

先手を取った倉敷工が完勝した。
一回、藤井と福島の左前打などで、1死一三塁とし、日向の中前打、若林の右中間2点二塁打で3点を先制。3対1の七回は、日向の2点右前打で突き放した。エース右腕高山は、直球、変化球を織り交ぜ、1失点で投げ切った。

『倉敷工エース、安定感十分。完投する』
倉工エース高山は、リズム良く5安打1失点で完投。
チームを昨年に続き4強入りに導き、「勝てたのが一番です。」と、さわやかに振り返った。
この日、139キロの直球、切れ味鋭いスライダーといった変化球を低めに集める。
米大リーグのダルビッシュ投手の投球を参考にしたシュート気味の球を操り、相手打者を次々と打ち取った。これまで、外角一辺倒だったが、今大会から思い切って、内角を突けるようになり、内外角の出し入れで勝負できるようになった。
「投球の幅が、ぐんと広くなった。」と高田監督。
6年ぶりの中国大会へ、打線好調の岡山東商との次戦でも、安定感十分のピッチングで、凡打の山を築きたい。

倉敷工エース高山。次々と好打者を打ち取る。

(準決勝)
倉敷工 6―4 岡山東商
岡山東商は、倉工との準決勝、三位決定戦を共に2点差で落としたものの、12年ぶりの4強入りと健闘。投手も粘り強かった。

つづく
随時掲載

お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。

参考
毎日新聞
朝日新聞「バーチャル高校野球」
山陽新聞「灼熱の記憶」
(注)現在、「灼熱の記憶」は、ありません。
瀬戸内海放送「夢フィールド」
(注)現在、「夢フィールド」の放送は、ありません。

協力
和泉利典(元、倉敷工業高校野球部監督)
中山隆幸(元、倉敷工業高校野球部部長監督)
岡山県立倉敷工業高等学校硬式野球部OB会
岡山県立倉敷工業高等学校おいまつ会