第94回選抜高校野球大会
【大会期間】2022年3月18日~3月30日
第94回選抜大会が19日、甲子園球場で開幕した。開会式では、倉敷工の福島貫太主将が選手宣誓を行った。
〚倉敷工・福島主将 選手宣誓〛
<選手宣誓全文>
「夢と志が人生をつくる。当たり前だった日常が失われて3年がたちます。今なお、世界中でパンデミックが起こり、多くの人たちが苦しみや困難に立ち向かっています。それでも、私たちは一歩ずつ歩んできました。
甲子園に立つまでに、たくさんの方々に支えられてきました。今、野球ができているのも、その人たちのおかげです。聖地・甲子園という舞台に立てることに感謝します。
そして、私たちの最大の理解者であり、応援してくれている家族に感謝します。ありがとう。夢と志を持ち続け、これからの未来に向かって1日1分1秒を大切に歩んでいきます。
ファイティングスピリット、フレンドシップ、フェアプレー。甲子園に立つ喜びを胸に、最後まで諦めることなく、正々堂々とプレーすることを誓います。」
〚感謝を全面に出す〛
「大好きな野球ができることに感謝します。」
福島は、コロナ禍で改めて実感した球児としての喜びを素直に表現したといえよう。リハーサルとは違い、多くの観客が見守る中、引き締まった表情で堂々と大役を全うした福島。実は、司会者に名前を呼ばれた時から足が震えるほど緊張していたというが、「心の中で『できる』と唱えた。100点だと思う。」と振り返った。
福島は、全体練習の中止や対外試合の制限を強いられながらも気持ちを切らさず、鍛錬してきたチームメイト・仲間たちと一緒に宣誓文を考えた。憧れの甲子園に立てることや、これまで支えてくれた家族への感謝を前面に出し、夢や志を持つ大切さに触れた福島だった。
現在、福島は社会人野球・JFE西日本で頑張っている。
つづく(随時掲載)
参考:山陽新聞、毎日新聞、朝日新聞「バーチャル高校野球」
協力:歴代倉工野球部監督・部長、おいまつ会







