第94回選抜高校野球大会
【大会期間】
2022年3月18日~3月30日
大会は、昨秋の明治神宮大会覇者・大阪桐蔭や、注目の怪物スラッガー・佐々木麟太郎を擁する花巻東など、32校が出場。熱戦の火ぶたが切られた。
【開会式は簡素化される】
開会式は新型コロナ対策のため簡素化され、大会初日の3試合に出場する倉敷工やクラークなど、6校のみが参加。選手宣誓は倉敷工・福島貫太主将が務める。
大会前日の17日には、この6校の主将らが参加して開会式のリハーサルが行われた。選抜で岡山勢5人目の大役を担う福島は、「堂々と人に感動を与えられるような選手宣誓をしたい」と抱負を語った。
【30年ぶり 初日から順延】
大会は18日から開催する予定だったが、天候不良のため中止となった。開会式は大会初日に出場する6校のみが参加。本部によると、開会式を含め、大会初日から順延になったのは1992年の第64回大会以来、30年ぶりという。この日、6校は甲子園球場の室内練習場で調整した。
【倉敷工 打撃練習で調整】
13年ぶりの甲子園の初戦は仕切り直しとなった。倉敷工は18日、室内練習場で約1時間30分汗を流し、翌日に持ち越された和歌山東戦に備えた。
チームの看板である打撃の練習に時間を割き、主力は和歌山東の多彩な投手陣を想定して、左右の打撃投手の球を打ち込んだ。エース・高山は捕手を座らせ、約40球を投げて調整した。
選手宣誓を務める福島は、「もう一日準備ができる。自分たちの攻めたぎる野球を貫きたい」と語り、2009年以来の甲子園勝利に向けて気合十分の様子を示したのだった。
(つづく・随時掲載)
参考:山陽新聞、毎日新聞、朝日新聞「バーチャル高校野球」
協力:歴代倉工野球部監督・部長、おいまつ会






