白壁の街に、そびえ立つ鶴形山。その鶴形山が毎日、倉工を見下ろしています。
そして、「倉工がんばれ!!倉工がんばれ!!」 と言っている様に見えてなりません。
倉工の生徒諸君は、その鶴形山の事を一口に、「 山 」と呼んでいます。
いつ頃からなのか、誰が言い出したのかは、わかりません。「山に行くぞ」それは鶴形山の坂道を、そして石段を走り、足腰を鍛える意味でもあるのです。
今から、約10年程前、倉工野球部を特集したテレビ番組がありました。その中で元野球部監督の名将 小沢 馨さんがご出演されていました。
「私が、少年時代、野球チームの練習で球拾いをしていた頃、自宅に帰っては、すぐ裏の鶴形山に走って行き、坂道を走り、石段を駆け上がっては、口に入る物を食べていた時期があったんです。しかし、本格的に野球をする様になってからは、その坂道や石段を走り込んだ事で、足腰が強くなったのではないかと思うのです。私の原点は鶴形山なんです。」 と。
今でも続いている伝統の冬場のトレーニング、野球部の「 山 」。
最近では、毎年国体やインターハイに出場している、陸上競技部。次の花園や国立を目指す、ラグビー部やサッカー部も、「 山 」に行っては冬場のトレーニングに励んでいるところです。
ただし、鶴形山、阿智神社、そして参拝者や観光客の皆様に、ご迷惑にならない様に、注意しながらの、冬場のトレーニングでもあるのです。
がんばれ 倉工!!
勝ち取れ 勝利を!!
倉工運動部