第78回全国高校野球選手権大会 岡山大会 決勝 倉敷工 VS 岡山城東
全国屈指のエースを、練習中の負傷により、欠きながらも炎の闘志と
団結力で、予選を勝ち進んだ 昭和36年夏の倉敷工。
【 当HP 昭和36年のドラマ を参照して下さい 】
あの夏を、呼び起こす様な、一丸で勝利を目指す 倉敷工。
平成8年の夏。球史に残る激闘の 岡山城東 との決勝。序盤の
失点にも、エースを続投させる 倉工ベンチ。ナインは、エースを励まし
続ける。そのエースに、六回県予選までに、チーム打率4割3分の
岡山城東 の強力打線が、襲いかかった。
倉敷工 100 030
城 東 011 103
六回裏、 岡山城東 は、二死1,2塁で、打席には、3番投手の
坂本。 坂本 の打球は、 レフト藤原 の頭上を越えた。二人の
ランナーが帰り、 5対4 と、岡山城東 が逆転。続く4番は、2年生
ながら、4番打者に座る 永井 が左打席に入った。 永井 は、
エース中原の、第一球めの内角を、うまく腕をたたんで、ライト前に
運び、 坂本 がホームへ。 6対4 と、 岡山城東 が、さらに
大きく、 倉敷工 を突き放した。今現在、倉敷工業高校硬式
野球部コーチの 西川剛正 は、次の様に語る。『 とにかく、絶対
に、負けたくない。という気持ちが、常にありました。もう、それしか
なかったです。全員が、絶対に負けたくない。と、思っていましたね。』
球史に残る 激闘 となった、 岡山城東 との決勝。まさに両校
共に、血を吐く死闘を展開して行く。3塁側倉工応援スタンドでは
即席の自主応援団や、ソフトテニス部をはじめ、各部が練習を止め
応援に駆け付けている。全校を上げて、 古豪復活 を目指す
倉敷工。迎えた七回表、 倉敷工 の攻撃。倉工応援スタンド
からの、大応援が、 倉工ナイン の背中を押す。
つづく 随時掲載
お願い 本文に迫力を持たせたく、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい
参 考 山陽新聞社 「 灼熱の記憶 」
協 力 小山 稔 氏 「 元 倉敷工業高校野球部 コーチ 」
和泉 利典氏 「 元 倉敷工業高校野球部 監督 」
中山 隆幸氏 「 前 倉敷工業高校野球部 部長 監督 」
西川 剛正氏 「 現 倉敷工業高校野球部 コーチ 」