第78回全国高校野球選手権大会(平成8年夏)
【概要】
1996年8月8日~8月21日出場49チーム
優勝 松山商(愛媛) 準優勝 熊本工(熊本)
大会の、参加校数が4089校で、前年から9校少なかった。
戦後初めての減少で、少子化やスポーツの多様化などの影響が出て来た。
【はじめに2】
「燃え立つスタンド」
「帰って来た夏舞台」
「倉敷工28年ぶり校歌」
純白地に、エンジ色ラインの、伝統のユニホームが、ダイヤモンドを、駆けまわった。好投あり、連打あり、持ち味を存分に見せつけた古豪が、28年ぶりに夏校歌を銀さんに響かせた。投打が、これ以上ないほどがっちりと噛み合った完勝に、監督和泉利典は、「選手が、私の指示以上にやってくれた。」と表情をほころばせた。
倉敷工 010 014 030 9(1回戦)
中 越 000 000 000 0
倉敷工 投手 中原
本塁打
倉敷工が、投打とも安定した力を見せ、中越に付け入るスキを与えなかった。二回、白神の適時二塁打で、1点を先制し、五回にも福原の適時二塁打で加点。六回には中原のスクイズ、西川の2点三塁打。福原の中前適時打で、4点を加えた。さらに八回、中越の三番手投手から3点を奪い試合を一方的にした。
エース中原は、コーナーを突く変化球を武器に、12奪三振、4安打で、中越打線を完封した。
中越は、四投手の継投で目先を変えようとしたが、倉敷工打線に掴まった。
2回戦の相手は、エースで3番打者、石田を中心とし、基本に忠実な野球をする東筑(福岡)だった。
つづく
随時掲載
お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。
参考
朝日新聞「バーチャル高校野球」
山陽新聞「灼熱の記憶」
(注)現在、「灼熱の記憶」は、ありません。
瀬戸内海放送「夢フィールド」
(注)現在、「夢フィールド」の放送は、ありません。
協力
和泉利典(元、倉敷工業高校野球部監督)
中山隆幸(元、倉敷工業高校野球部部長監督)
岡山県立倉敷工業高等学校硬式野球部OB会
岡山県立倉敷工業高等学校おいまつ会