熱闘甲子園 今昔物語 16 栄光の足跡 4

第30回選抜高校野球大会(昭和33年選抜2年連続出場)

立命館3―2倉敷工(2回戦)
立命館 100 000 200 3
倉敷工 100 100 000 2
倉敷工投手 渡辺
本塁打

【概要】

出場23チーム入場曲「クワイ河マーチ」
昭和33年。ここから、岡山県高校野球黄金時代が幕を開ける。
白壁の街に、白球に夢を追い求める男。倉敷工業監督小沢馨。
漆黒の岡山城が見下ろす街に、この男を倒すために、一途な情熱を燃やす男。
岡山東商業監督向井正剛。
岡山県高校球界を語る上で、この二人を抜きには語れない。
二人の監督が、重複した昭和33年から48年までの県勢の甲子園出場校を見ると35年と44年以外は、必ずどちらかが出場を果たしている。それも交互のように。まさに、竜虎の戦い。また小沢と向井の二人の好勝負は、全国的にも知られるようになる。そして岡山高校野球が、最も光彩を放つ時代を演出して行くことにもなっていく。

倉敷工は、2回戦から登場。
倉敷工エース渡辺は、立命館打線から9個の三振を奪う好投。
また、倉敷工打線は5個の犠打を決め、ランナーを前に進める。
しかし、チャンスに打てず残塁9。惜しい渡辺の力投となった。

倉敷工 小沢馨監督

岡山東商 向井正剛監督

つづく
随時掲載

お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。
当HP。カテゴリーの中、「風雲の軌跡」の三部作を参照して下さい。

参考
朝日新聞「バーチャル高校野球」
山陽新聞「灼熱の記憶」
瀬戸内海放送「夢フィールド」
(注)現在、灼熱の記憶は、ありません。
現在、夢フィールドは放送ありません。

協力
和泉利典(元、倉敷工業高校野球部監督)
中山隆幸(元、倉敷工業高校野球部部長監督)
岡山県立倉敷工業高等学校硬式野球部OB会
岡山県立倉敷工業高等学校おいまつ会