〚決勝は、岡山対決〛
期待どおり、関西は県大会を危なげなく勝ち進み、七月末から行われた東中国大会でも、初戦の倉吉一、準決勝の松江一を全く寄せ付けず、決勝へ進出する。
岡山対決となった決勝では、倉敷工を6-3で下し、念願の甲子園初出場となる。
関 西 101 002 011 6
倉敷工 102 000 000 3
戦後初、しかも岡山県勢初の甲子園。グラウンドで喜びを爆発させる関西の選手のみならず、県全体が熱狂の渦に包まれたと言っても言い過ぎではないだろう。
〚岡山駅頭〛
八月九日、関西ナインを見送ろうと、岡山駅頭は黒山の人だかりで埋まった。中央には、選手たちの晴れやかな顔が並ぶ。野球部部長だった河田勇の謝辞にも力がこもる。
「まだ戦後の混乱が覚めやらぬ時代。明るい話題に飢えていたのでしょうか。あの盛大な応援は、今でも忘れられない。」と河田は言う。
午前九時十分、県民の期待を一身に集めて、関西ナインはまだ見ぬ夢舞台へと旅立つ。初出場の関西に、「伝説の第一球」が待っていた。この「伝説の第一球」は、今でも語り草となっている。
また、決勝で敗れた倉敷工には、倒れたエースがいた。
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つづく 随時掲載
参考文献 「球譜一世紀」「灼熱の記憶」
参 考 毎日新聞、山陽新聞
協 力 岡山県立倉敷工業高等学校
硬式野球部OB会
おいまつ会
