会場 倉敷ステーションホテル 4F
司会 野瀬 事務局次長
2 会長挨拶 日下 会長
3 名誉会長挨拶 内田 名誉会長
4 議事 議長(三好 副会長)
1号議案 平成29年度会務報告 高田 校内役員
2号議案 平成29年度決算報告 森 会計主任
3号議案 平成29年度監査報告 三宅 監査
4号議案 役員異動・紹介 日下 会長
5号議案 平成30年度事業計画案 日下 会長
6号議案 平成30年度予算案 森 会計主任
7号議案 その他
5 連絡 高田 校内役員
6 閉会 木村 副会長
「 甲子園3本のホームラン男 藤沢新六 倉敷工 」
倉敷工バッテリー。 エース 小沢馨 と 捕手 藤沢新六。
二人は揃って阪神タイガースの入団テストに合格。プロへの道へと歩むことになる。
3月8日、阪神タイガース結成試合が行われ、藤沢は、早くも4番打者に抜擢された。
背番号は39。
しかし、1年が過ぎても、一軍からの呼び出しは来なかった。
そうした時 社会人野球の強豪 日鉄二瀬 から声を掛けられたのだった。
「 今の給料の2倍の給料をやるから、うちに来ないか?と言われましてね、それで阪神タイガースを
1年で辞めて 日鉄二瀬 に 小沢 と二人で行ったんです 」と藤沢。
「 日鉄二瀬は炭鉱の会社でした 」 日鉄二瀬 に移籍してすぐの事。
突然、小沢が藤沢に言った。「 藤沢、わしはもう倉敷に帰るからな 」と。
それは、倉敷市市長から、倉工の監督を要請されたためだったのである。
倉敷に帰った藤沢は 倉紡倉敷 で野球を続けていたある年 社会人野球の
最高峰の大会 都市対抗 に 岡山鉄道管理局 が出場。藤沢は補強選手としてチームに呼ばれた。
「 監督が私を 4番打者として使ってくれたんですよ 」 そして
「 都市対抗は、ベスト4が最高成績でした 」と胸を張る藤沢。
「 後楽園球場で行われる 都市対抗 は、当時においても ものすごい応援合戦でしたよ。 」と、熱く語る 藤沢。
その後、現役を退いても野球道を歩み続けた藤沢。
「 私は素晴らしい青春時代を過ごさせて頂きました。 」
野球の発展に尽くした 藤沢。
岡山県軟式野球連盟副会長、倉敷市体育協会野球部部長、倉敷市学童軟式野球連盟顧問を歴任。
甲子園3本のホームラン男 藤沢新六。
木製バット使用の大会では通算ホームラン最高成績を持つ 藤沢新六。
確かに見た。何回も。後輩たちが死力でつかんだ甲子園を。その目は いつも母校愛に満ちあふれ
大きく輝いていた。
忘れまじ。藤沢新六。
つづく 随時掲載。
お願い 本文に迫力を持たせたく 敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。
参考 瀬戸内海放送 「夢 フィールド」
岡山放送 「旋風よ ふたたび」
山陽新聞社 「灼熱の記憶」
協力 小山 稔氏
「 甲子園 3本のホームラン男 藤沢新六 倉敷工 」
昭和24年夏 倉敷工 が、甲子園初出場を果たした時の、正捕手。
この年の、第31回大会は、 倉敷工 高津 等、初出場が7校。
最多出場は、 慶応 が3年連続13回め。また、 平安 が、11回めの出場。
開会式の入場行進で、プラカードを女子生徒が担当する事が、開始された。
1回戦。対 熊谷( 埼玉 )戦、 9-1 と、一蹴り。この試合で、 藤沢 は
大会3号の、ホームラン1本めを記録する。【 1本めは、ランニングホームラン
だったんです。 】と藤沢。2回戦。対 高津( 大阪 )戦 5ー3 で勝利。
8月17日、迎えた準々決勝。相手は 中京商 以来の3連覇を目指す
小倉北。春夏通算16勝を挙げた好投手 福島一雄投手 を擁し、洗練
された野球をするチーム。知名度は、雲泥の差。【 一生懸命やるしかないなあ。
そんな、気持ちが強かったです。 】と、藤沢はいう。この試合で、二回と六回の
藤沢の、大会7、8号ホームランをはじめ、長打で追いすがる 倉敷工 は、
延長10回、一死満塁から、 横山 の遊ゴロの間に決勝点を挙げ熱戦に
終止符を打った。【 2本とも、左中間でした。思い切り振っただけでしたが、
なぜか、よく飛んで行きました。二回のホームランは、審判に言われて気が
ついたんです。 】と、無欲の勝利を強調する。8月18日付、山陽新聞に
「 倉工殊勲の健棒 」「 小倉の三連覇を阻む 」「 藤沢ホーマー三本 」
「 甲子園大会に新記録 」と出た。藤沢の、通算3本塁打。60年の PL
学園清原 に破られるまで、大会記録を保持していた 藤沢。県大会では
さく越え等打った事のない、五番打者。夏の甲子園大会、3本ホームランは
木製バット使用としては、通算最高記録である。準決勝、対 岐阜 戦は
2 - 5で敗れたが、 妹尾求 が大会9号本塁打を記録。 倉敷工 は
甲子園で、4本の本塁打を記録した事になる。こうして、 スラッガー藤沢 は
小沢 と共に、阪神タイガースに入団して、プロの道へと歩む事になる。
つづく 随時掲載
お願い 本文に迫力を持たせたく、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい
参 考 瀬戸内海放送 「 夢 フィールド 」
OHK 「 旋風よ ふたたび 」
山陽新聞社 「 灼熱の記憶 」
協 力 小山 稔氏