センバツ甲子園出場決定!

硬式野球部の「第94回選抜高校野球大会」(3月18日開幕予定・甲子園)出場が決定しました。
県外在住の卒業生も多いので、地元報道をご紹介します。

 

 


〇倉敷工 センバツ出場決定 高校野球、13年ぶり11度目(2022.1.28山陽新聞デジタル)

〇倉敷工 センバツ出場決まる 高校野球 13年ぶり11度目の春(2022.1.28山陽新聞デジタル)

〇倉敷工 20度目の聖地へ センバツ、大暴れ誓う伝統校(2022.1.28山陽新聞デジタル)

〇春のセンバツ 中国地方代表として倉敷工の出場決まる 13年ぶり【岡山】(2022.1.28RSK山陽放送)

〇「倉敷工業」に13年ぶりの“春の便り” センバツ高校野球 「攻める野球」で掴んだ甲子園【岡山】(2022.1.28OHK岡山放送)

〇「攻めて攻めて攻めたぎる」岡山・倉敷工 春のセンバツ高校野球出場決定(2022.1.28KSB瀬戸内海放送)

〇倉敷工高がセンバツ出場へ【倉敷】(2022.1.28TSCテレビせとうち

〇倉敷工業13年ぶりセンバツへ(2022.1.28NHK岡山放送局)

大願成就 85熱闘甲子園の奇跡 28

「自分の心に勝てる者が、試合に勝てる。」と選手に対して心の指導をしてきた。そして「敵は、我にある。」と言い続けて来ました。
岡山大会決勝。五回裏終了のグランド整備の時、「勝つのは君らなんだ。出来る。信じよう。」と強く選手に伝えました。これは、倉敷工和泉利典監督の話である。
そして、心が繋がった結果が出たのだった。
『当HP。今回のタイトル(己に勝つ野球)は、和泉監督の指導や、談話から名付けました。』なお、今回28号からは、第85回夏の甲子園に出場した倉敷工の足跡をもう一度検証してみることにする。

倉敷工主将 須田洋光
(岡山大会決勝)序盤は、自分たちの野球ができなかった。打撃では、打てなくて悔しい思いをした。だけど、主将なので自分にできる事は、精一杯やろうと努力した。
倉敷工投手 陶山大介
出来ることを当たり前にして、先頭打者を確実に抑えた。焦りはなく、仲間が逆転してくれる事を信じていたので、点はやらないと思って投げた。
『ベースボール岡山2003年平成15年8・9号より参考、引用しました。』

第85回全国高校野球選手権記念大会岡山大会の戦績
倉敷工10―3古城池
3投手で、無安打に抑える。5回コールド

倉敷工2-0大安寺
3安打の圧勝。控えの2投手の継投で無失点に抑える。

倉敷工7―6
6回に逆転。陶山12安打を浴びるも完投。

準決勝倉敷工3―0関西
陶山が被安打2。9奪三振で完封。

決勝倉敷工10―7倉敷
6回、一挙7点を奪い逆転。そのまま逃げ切る。

倉敷工002 017 000 10
倉 敷120 200 011  7

つづく
随時掲載

お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。

参考
山陽新聞
毎日新聞
(当時の、新聞記事を参考にして、一部を引用しています。)

協力
小山 稔氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
神土秀樹氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
和泉利典氏「元倉敷工業高校野球部監督」
中山隆幸氏「前倉敷工業高校野球部部長監督」

大願成就 己に勝つ野球 27

第85回全国高校野球選手権記念大会第12日
倉敷工は、3回戦で青森光星学院に、0対2で惜しくも敗れた。
エース陶山は、無死球と力投。しかし、相手投手の緩球をつけた巧みな投球に打線が散発4安打に押さえ込まれ、三塁も踏む事もできず、8強入りはできなかった。しかし、約1万5000人の観衆から惜しみない拍手が送られた。
バックネット裏からは、『倉工また来いよ』『倉工いい試合を見せてくれてありがとう』の声が上がった。

倉敷工  000 000 000 0
光星学院 100 010 00x 2

一回裏、先頭打者。エース陶山は1球目をいきなり中前に弾き返され少し動揺した。
続く打者に送りバントを決められ一死二塁となる。
次打者は、左飛に打ち取ったが、4番打者に内角を狙ったスライダーが中寄りに入ったところを打たれ先制点を許す。
調子は、悪くなかった。だが、相手打線の振りは鋭く、甘く入った球を打たれる。そんなエース陶山をバックが盛り立てた。
二回裏、抜ければ長打という先頭打者の打球を、中堅手松本が懸命に追いかけジャンプして捕球。フェンスにぶつかって倒れながらもボールを離さなかった。
陶山は、松本にグラブを上げ「ありがとう」の思いを伝えた。
五回裏、二塁打を足がかりに、二死三塁から右前打で1点を加えられる。
七回裏、二死二三塁と攻められた場面では、伝令の赤沢がマウンドに駆け寄り陶山に笑顔で声を掛けた。「スタンドを見ろよ。あんなに沢山の人たちが応援してくれているよ。」陶山は、ぎっしりと観衆がつまった倉工三塁側アルプススタンドに目を向けた。
気持ちが落ち着いた。
次打者を、二塁ゴロに打ち取って切り抜ける。
岡山大会の準々決勝から一人で投げ抜いた陶山。
甲子園の一二回戦では四死球がそれぞれ4だったが、この光星学院戦では、ゼロ。
「みんなのお陰でここまで来れた。応援がすごかったので自分の力以上の投球が出来た。」試合後、涙をぬぐいながら真っ先に口にしたのは、チームメイトへの感謝の気持ち。
倉工三塁側アルプススタンドを埋めた約三千人の大応援団も戦った。
グランドの選手と一体となってこの試合も最後まで、逆転を信じ大応援を送り続けたのだった。

つづく
随時掲載

お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。

参考
山陽新聞
毎日新聞
(当時の、新聞記事を参考にして、一部を引用しています。)

協力
小山 稔氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
神土秀樹氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
和泉利典氏「元倉敷工業高校野球部監督」
中山隆幸氏「前倉敷工業高校野球部部長監督」