令和2年度秋季岡山県高等学校野球大会開幕

倉敷工は、9月26日、初戦、岡山城東と対戦し、4対0の完封勝ちをし、幸先の良いスタートとなりました。

城 東 000 000 000  0
倉敷工 003 010 000  4

3回裏、倉工は二死満塁で5番松本が中越え3塁打で3点を上げる。
また、5回にも1点を取り、城東を引き離す。
主戦投手 水田は、制球が安定。
城東打線を、ヒット2本に押さえた。四球も出していないのも良い。新チームは、大きな特徴がないものの、投攻守のバランスが良い。守備もノーエラーで水田を盛り上げた。
がんばれ 倉工  目指せ 選抜


がんばれ!倉工


倉工野球部父母会です。


応援団、吹奏楽のいない、高校野球は寂しいです。

○組み合わせ表 【PDFはこちらからどうぞ】
大会の詳細は、高野連のHPをご覧ください。

春風爽快 キセキの春 22

真っ青な大空。紺碧の空に向かって、開会式を告げるファンファーレが鳴り響いた。
第81回選抜高校野球大会。
阪神甲子園球場。
先導は、大阪府警察音楽隊、フレッシュウイングス。小旗を振って入場。続いて、近畿6府県警察音楽隊が、今大会の入場行進曲『キセキ』を、演奏して入場。
この『キセキ』は、2008年、高校野球を題材とした、TBS系テレビ『ROOKIES』の主題歌である。多くの若者が共感して、人々に希望を与えられる歌として、選ばれたのだった。
前年、優勝の沖縄尚学。準優勝の、聖望学園に、続いて出場32校が、南から順に入場。倉敷工は、9番目に入場。
「倉敷工業高校。岡山。34年ぶり10回目。」と、場内放送。
すると、3塁側倉工大応援団から、大きな拍手が送られた。そして「がんばれよ」「たのむぞ」の、声があちらこちらから上がった。
一方、NHKテレビでは、「県大会4位ながら、中国大会で優勝。センバツ出場を、果たしました。開幕試合に登場します。実は、前回34年前の開幕試合で勝っています。」そして、女性アナウンサーが「3塁側は、もう一杯になっています。」と紹介。
プラカードは、出場校の生徒が持っている。倉敷工のプラカード【倉敷工】は、倉工野球部西野雄貴。中山監督が「プラカードは、おまえら選手同士で話し合って決めろ。」と、指示して西野に決まったという。西野は、大会本部から支給された純白の野球帽に、倉工学生服姿。帽子には(81)のマークが見える。
西野のプラカードは、一寸のブレもなく倉工ナインを誘導し、堂々の入場行進で大役を果たす。
全チームが揃ったところで、大会会長らが挨拶。そして、今治西の高市主将が、選手宣誓。西宮市高等学校吹奏楽連盟が『大会歌今ありて』を演奏して、神戸山手女子高校が『今ありて』を合唱。
「ああ甲子園草の芽萌え立ち駆け巡る風は青春の息吹か」選手、大観衆は、どんな思いで見守ったのだろうか。
倉工は、センバツ出場を記念して、エンジ色のジャンパーを作成。
左胸に【倉工】背中には【燃えろ倉工】。そして【倉敷工業高等学校】。
ほぼ、エンジ色一色で埋まった倉工応援スタンド。
さらに、緑色赤色のメガホンが映える。
【燃やせ闘魂倉工球児】【必勝岡山県立倉敷工業高等学校】の横断幕が、倉工ナインの背中を押す。 

つづく
随時掲載 

お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。 

参考
山陽新聞
毎日新聞
(当時の、新聞記事を参考にして、一部を引用しています。) 

協力
小山 稔氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
神土秀樹氏「元倉敷工業高校野球部コーチ
和泉利典氏「元倉敷工業高校野球部監督」
中山隆幸氏「前倉敷工業高校野球部部長監督」 

春風爽快 キセキの春 21

「甲子園は懐かしく野球の自分のふるさと。そして甲子園という言葉には、常に新しさを感じる。」
この言葉は選抜優勝投手 早稲田実業 王貞治氏の言葉である。どんな時でも、勇気と希望をくれるところ。それが甲子園。

(2009年)3月21日。真っ青の、甲子園は開会式を迎えていた。
宮野部長、中山監督、そして神土コーチは、三塁側ベンチに早くから入っていた。
平成の大改修を行い、生まれ変わった阪神甲子園球場。
どこが、変わったのか。
1、銀傘が40メートルずつ広げられ、高さは5メートル高くなった。
2、250メートルのライナービジョンという電光掲示板が取り付けられた。
3、アルプス席は、全体で4メートル前に出た。
4、照明スタンドを球場の外に設置して、9メートル高くなり、明るさも増した。
こうした甲子園球場を、4万3,000人の大観衆が見守っていた。
一部、新聞報道では、約50,000人という報道さえある。

「ベンチから倉工応援スタンドを見たんですが、とにかくものすごい人で空席は全くなくて、一番高い所では、立って見ている人もいて。」と中山監督。
一方、試合前のシートノックをする神土コーチは「よう、ここまで来れたなあっていう感激が一番ですね。それにベンチから開会式が見られるんですから。」
三塁側、倉工応援アルプススタンドには、【必勝岡山県立倉敷工業高等学校硬式野球部。】さらには、【燃やせ闘魂 倉工球児】の横断幕が見える。
こうして迎えた開会式だった。ところが、直前三塁側ベンチ前に大勢の女子高校生が入場して来た。西宮市高等学校吹奏楽連盟と神戸山手女子高校である。
「せっかく、ベンチから見えると思っていたのに。女子生徒で、全く見えないようになってしまいましてね。そりゃ、スタンドから見る方がよっぽどいいですよ。」と神土コーチ。
真っ青な大空。紺碧の空。午前9時大観衆が見守る甲子園球場にファンファーレが鳴り響いた。

つづく
随時掲載

お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。

参考
山陽新聞
毎日新聞
(当時の、新聞記事を参考にして一部を引用しています。)

協力
小山 稔氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
神土秀樹氏「元倉敷工業高校野球部コーチ」
和泉利典氏「元倉敷工業高校野球部監督」
中山隆幸氏「前倉敷工業高校野球部部長監督」