熱闘甲子園 今昔物語 89 栄光の足跡 77

第94回選抜高校野球大会

【大会期間】
2022年3月18日~3月30日

大会は、昨秋の明治神宮大会覇者・大阪桐蔭や、注目の怪物スラッガー・佐々木麟太郎を擁する花巻東など、32校が出場。熱戦の火ぶたが切られた。

【開会式は簡素化される】
開会式は新型コロナ対策のため簡素化され、大会初日の3試合に出場する倉敷工やクラークなど、6校のみが参加。選手宣誓は倉敷工・福島貫太主将が務める。

6校のみで行われた開会式リハーサル。

大会前日の17日には、この6校の主将らが参加して開会式のリハーサルが行われた。選抜で岡山勢5人目の大役を担う福島は、「堂々と人に感動を与えられるような選手宣誓をしたい」と抱負を語った。

【30年ぶり 初日から順延】
大会は18日から開催する予定だったが、天候不良のため中止となった。開会式は大会初日に出場する6校のみが参加。本部によると、開会式を含め、大会初日から順延になったのは1992年の第64回大会以来、30年ぶりという。この日、6校は甲子園球場の室内練習場で調整した。

【倉敷工 打撃練習で調整】
13年ぶりの甲子園の初戦は仕切り直しとなった。倉敷工は18日、室内練習場で約1時間30分汗を流し、翌日に持ち越された和歌山東戦に備えた。

チームの看板である打撃の練習に時間を割き、主力は和歌山東の多彩な投手陣を想定して、左右の打撃投手の球を打ち込んだ。エース・高山は捕手を座らせ、約40球を投げて調整した。

選手宣誓を務める福島は、「もう一日準備ができる。自分たちの攻めたぎる野球を貫きたい」と語り、2009年以来の甲子園勝利に向けて気合十分の様子を示したのだった。

(つづく・随時掲載)

参考:山陽新聞、毎日新聞、朝日新聞「バーチャル高校野球」
協力:歴代倉工野球部監督・部長、おいまつ会

熱闘甲子園 今昔物語 88 栄光の足跡 76

第94回選抜高校野球大会

【大会期間】2022年3月18日~3月30日

 

【伝統のユニホーム 聖地で復活】

【胸に「KURASHIKI」】

胸元に「KURASHIKI」の文字がよみがえる。選抜に出場する倉敷工は、甲子園限定で伝統のユニホームを復活させる。数々の名勝負を繰り広げてきた先輩たちと同じユニホームをまとい、13年ぶりの晴れ舞台に立つ。

「KURAKO」の文字が刻まれた現在のユニホーム。

2009年開幕試合で勝利して応援席に向かう倉工ナイン。 胸に「KURASHIKI」の文字がよみがえる。

【倉敷の名を全国に】

胸に「KURASHIKI」。高校野球ファンには懐かしい往年のユニホーム。1951年から母校を率い、春夏合わせて14回の甲子園に導いた名将・小沢馨氏(2016年死去)が採用したもの。当時の倉敷市長が「倉敷の名を全国に伝えてほしい」と、倉敷の名を全国に広めるために「KURASHIKI」と刻んだとされている。まさに、倉敷市長の命だったのである。

 

【伝統のユニホームがうれしい】

過去10回出場している春の甲子園で、倉敷工は強烈なインパクトを放ってきた。記憶に新しいのは前回2009年の開幕試合。金光大阪を相手に4度の劣勢を跳ね返し、延長十二回、11―10で逆転サヨナラ勝ちを収めた。この時、中山隆幸監督は倉敷工監督1年目だった。

 

当時、主将だった頼宏樹さんは「伝統のユニホームを甲子園で再び見られるのはとても嬉しい。とにかく楽しんでプレーしてほしい」と、大会初日に和歌山東と対戦する後輩たちにエールを送った。

 

【先輩たちの思いを背負って】

「同じユニホームを着た先輩方の思いも背負い、攻めて、攻めたぎる自分たちの野球をやり抜きたい。」試合に先立つ開会式で選手宣誓を務める福島貫太主将は、決意を新たにする。

 

つづく(随時掲載)

 

参考:山陽新聞、毎日新聞、朝日新聞「バーチャル高校野球」

協力:歴代倉工野球部監督・部長、おいまつ会

 

熱闘甲子園 今昔物語 87 栄光の足跡 75

第94回選抜高校野球大会

【大会期間】
2022年3月18日~3月30日

【初の大舞台へ 吹奏楽部】
第94回選抜高校野球大会は18日に開幕する。13年ぶりに出場する倉工の選手たちを音楽で応援しようと、倉工吹奏楽部がコロナ禍の中、急ピッチで猛練習を重ねていた。

甲子園での演奏に向けて急ピッチで、猛練習する倉工吹奏楽部。

【コンクール・イベントが中止延期】
球児たちの熱戦をアルプススタンドから盛り上げるブラスバンドの演奏。選抜では、コロナの影響で演奏できない状態が続いていたが、今年3年ぶりにブラスバンドによる応援が可能になった。

コロナは吹奏楽部の活動自体にも影響を与えていた。予定されていたコンサートやイベントが何度も中止や延期になり、対外的には「何もやっていない」と、2年生の浅野勇輝部長はため息をつく。

浅野美帆顧問は「部員たちは入学した時からコロナの時代。本番の経験が少なく、満足に活動できていない」と話す。クラスターもあり、部活動は休止になった。

【急ピッチで練習を重ねる】
練習が再開できたのは3月4日からだった。放課後や休日に約3時間の猛練習を重ね、「サウスポー」や「アフリカン・シンフォニー」など18曲を練習した。

倉工吹奏楽部には11人しかおらず、演奏には不安があったという。だが、今春卒業した3年生と、浅野顧問が教鞭をとる玉島商吹奏楽部が「助っ人・友情応援」として参加してくれることに。初戦では約30人での演奏となった。

浅野顧問は「野球部のおかげで、演奏できる機会ができた」と喜ぶ。吹奏楽部にとっても、甲子園は初の大舞台になる。

つづく(随時掲載)

参考
山陽新聞
毎日新聞
朝日新聞「バーチャル高校野球」

協力
歴代倉工野球部監督・部長
おいまつ会