第97回全国ラグビーフットベースボール大会

倉工(岡山)― 飯田(長野)

東大阪市花園ラグビー場にて、県代表の倉工は2019年ラグビー・ワールドカップの舞台の第1グランドで12月28日(木)晴天の下、熱戦を繰り広げたが5対26で敗れた。悲願の花園での初勝利は挙げられなかった。前半倉工はいつもの試合運びができず、相手チームに押される形になった。ハーフタイムで倉工校歌を在校生音頭で応援団全員が一団になって校歌を合唱した。選手に倉工校歌が届いたのか後半は倉工の持ち味を出したプレーが随所に見られ、応援団の声もヒートアップし、声援と倉工選手の動きが一体となって最後の最後まで気持ちの良い応援ができた。試合には負けはしたが、この試合を糧にもっと「攻めて、攻めて」いく練習をしっかりしてほしいです。倉工は岡山県のラグビー出場常連校になってほしいと期待しております。頑張ってください‼

関西部会小西会長の尽力により多くの関西部会の皆さんに働きかけ、また岡山県大阪事務所の小原所長さんを始め5名の方の応援など、30名の方々が東花園駅に集合し私も合流して倉工おいまつ会の旗をなびかせてラグビー場まで行進しました。途中では中四国近県の応援者も倉工を応援すると声を掛けていただきました。この紙面を借りて関西部会の皆様には心より厚くお礼申し上げます。

最後になりますがラグビーOBの方、生田副会長、木村副会長(ご夫婦)最後までの応援ありがとうございました。今後もおいまつ会会員の皆様にはラグビー部の応援と支援を継続していただくようよろしくお願い申し上げます。

お いまつ会 会長 日下 誠

 ラグビー場1ラグビー場2

風雲の軌跡 涙の甲子園 13

第47回全国選抜高校野球大会。二回戦。 倉敷工 VS 東海大相模

この試合が、事実上の決勝戦といわれた。東海大相模は、 3番原 辰徳

4番津末 英明 を中心とした打撃のチーム。特に3番原は、確実性の原

4番津末は、長打力の津末といわれ、全国的にも有名。監督は、「 あの程度

の投手なら、楽に6点は取れる、」と、笑みを浮かべたのだった。一方、倉工は

エース兼光が本調子でなく、明るい材料といえば、下位打線が振れていること

ぐらい。それでも、小沢監督は、大差の敗北を覚悟をして、兼光に先発を命じ

たのだった。エース兼光の先発。試合が始まった。もはや、自負を失いかける

小沢監督。ところが、小沢監督の目の先に信じられない光景が展開されている

のだ。心身共に衰弱しているはずの兼光が、本領を発揮しているのである。

兼光の投じた球は、相手の背筋の凍る豪速球となって、 捕手大本 のミット

に吸い込まれる。捕手大本の乾いたミットの音。『 バシー 』。

自らのプライド、監督チームメイトへの思いが、熱い魂となって、倒れそうな肉体

を支える。このエネルギーはどこから来たのだろうか。【 それは、やっぱり小沢監督

からもらったエネルギでしょうね。 】と、兼光。そして、【 この信頼、この信頼は

絶対守らないといけないと思いました。善戦とかではなく、絶対に勝つという気で 】と。

東海大相模の攻撃。ランナー一塁で東海大相模のエース村中が、左打席に入る。

センター大倉は、打球を予測して右中間寄りに。予測したとおり、打球が、右中間

に。大倉、懸命に背走するも、届かず。その間、一塁ランナーは、ホームイン。

打った村中は、三塁へ。『 懸命に背走したんですけどね。グローブの先に打球

が、触れたんですよ。たぶん、誰もわからないとおもいますね。 』今でも、あの時の

悔しさを忘れていない 大倉 。試合は、東海大相模1点リードのまま、9回裏

倉工の攻撃。すでに、二死でランナーなし。ここで、エースで4番の 兼光 が

打席に入った。

つづく   随時掲載

お願い  本文に迫力を持たせたく、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい

参 考  瀬戸内海放送 「 夢 フィールド 」

OHK     「 旋風よふたたび 」

山陽新聞社  「 灼熱の記憶 」

協 力  小山 稔氏

大倉 一秀氏

神土 秀樹氏

祝 花園出場! 黒住監督に聞く

 

「 One for All,All for One」とは、ラグビーでよく

使われる言葉であります。また、ラグビーは、「 15人の心が一つになってないと

ボールは前へには、行かない。」とも、言われています。

倉工ラグビー部、倉工ラグビー部OB会の皆様、4年ぶり5回めの花園出場

おめでとうございます。そして、ありがとうございます。今回、ラグビー部の指揮官

黒住 晃監督にインタビューをしました。

Q1 4年ぶり5回めの出場。今の心境は?

就任一年めで、いい選手に恵まれて、高校ラグビーの聖地 花園

に行けました。選手が、花園に行きたい気持ちもありました。

実現できて、嬉しいです。

Q2 決勝では、前半リードされたが、後半で逆転。これは計算どうりか?

計算ではないです。岡山工に勝っていないので、苦手意識があったと思います。

夏の合宿が終わり、ハイレベルの所でやった、経験が生きたと思います。

Q3 今後、大会に向けてやる事は?

チームの結束力を高めます。そして、年度当初からこだわった、規律を

向上させたいですね。

Q4 下級生が多いチームだが?

3年生5人、2年生20人、1年生10人です。3年がチームの要となっていて

精神的にも、支柱となっています。それに、2年生が引っ張られながら

試合を作って行ったと思います。

Q5 選手にいつも、言っている事は?

自分で考える。自主性。規律ですね。指示待ちの選手が多いので、自分で

判断できる様になってほしいですね。

Q6 初戦の 飯田 に勝つためのポイントとは?

フォワードで相手が倒れないので、早く確実に倒す事を、残りの練習で

やって行きます。

Q7 試合で、ポイントになる選手、注目の選手とは?

主将SOの浮田。ナンバー8の大原、WTBの平田でしょうか。

Q8 自身のラグビー経験は?

岡山一宮高校から始めました。大学では、サークルのラグビー部でした。

前任校は、高松農業高校で、6年の監督でした。

Q9 花園での目標は?

ベスト16です。飯田に勝って、神奈川 桐蔭学園 とやりたいです。

Q10 おいまつ会に一言?

OBの皆様のおかげで、今の選手が活躍できているので、感謝の

気持ちを忘れずに、必ず一勝したいです。応援よろしくお願いします。

 

5人の女子マネージャーが、毎日練習の終わりまでに、米4升を炊いています。

女子マネージャーのためにも、頑張って下さい。期待しています。

 

がんばれ 倉工   前へ! 前へ! 倉工ラグビー部

風雲の軌跡 涙の甲子園 12

監督 小沢 馨物語

昭和50年 第47回全国選抜高校野球大会

倉敷工  005 801 011  16
中京   101 450 310  15

球史に残る打撃戦になった。大会1号を、9番レフトの 野田 が、2号を

7番サード 石原 が、それぞれレフトスタンドに運んだ。終わってみれば

倉敷工15安打、二塁打5本、三塁打1本。対する中京は、14安打

二塁打1本、三塁打2本だった。剛球右腕 エース兼光 は、中京戦に

登板するも、高熱は下がらず、試合の記憶すら、定かでないという。

主将 大倉 は、「 兼光が高熱があるのは、知っていました。 」

守備の名手 神土 は、「 兼光さん、よく打たれるなあ。それにしても

中京は、良く打つなあ、と思っていました。それで、兼光さんが熱があるとは

知りませんでした。 」と。最大11点をリードするが、中京打線にノックアウト

され降板。「 もうやけくそで、兼光をかえました、 」と、小沢監督・

チームは、何とか逃げ切った。小山コーチは、次の様に語る。「 13対2

の時、中京は逆に気軽になったのでは。野球というのは、1点や2点差

となったら、プレッシャーになるもの。 」 試合後、小沢監督は大会関係者

に、『 ぶざまな試合をしてしまい、申し訳ございません。 』と、深く頭を

下げたのだった。この試合、同点にはなったが、逆転されなかったのが大きい。

二回戦は、東海大相模。三番 原 辰徳 四番 津末 英明 を擁する

打線は、全国一。倉敷工 と 東海大相模。この試合が、事実上の決勝戦

と言われたのだった。東海大相模の監督は、「 あの程度の投手なら、うちの

打線なら、楽に6点は取れる。 」と、笑みを浮かべた。

つづく  随時掲載

お願い  本文に迫力を持たせたく、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい

参 考  瀬戸内海放送 「 夢 フィールド 」

OHK     「 旋風よふたたび 」

山陽新聞社  「 灼熱の記憶 」

協 力  小山 稔氏

大倉 一秀氏

神土 秀樹氏