第81回選抜高校野球大会
【概要】
2009年3月21日~4月2日(平成21年)
出場32チーム入場曲「キセキ」
優勝 清峰(長崎)、準優勝 花巻東(岩手)
「野球は、投手力。」を、改めて実証した大会だった。
19奪三振の興南島袋。9回を無安打に封じたPL学園中野。技巧派の利府塚本ら参考になる好投手が多かった。大会を通じ四死球206。失策66は、過去10年間で最小。ボール1個分低くなったストライクゾーンの影響により、打撃陣の低調さが目についた。
バントミスなど、全体的に攻めが淡泊。初球の明らかなボール球に手を出す事も目についた大会だった。
テンポのいい試合はいいが、積極性と混同してはいけないであろう。
【はじめに2】
「好球必打。」「(バットを)振り切れ。」「スピード重視の野球。」
ボール球には、絶対に手を出さず、「いける」「打てる」と思った球は、1球目から積極的に打っていく倉敷工が、大接戦を制した。
金光大阪210 120 003 001 10
倉敷工 100 301 013 002 11
(延長12回)
倉敷工投手 山崎→早藤
本塁打 三村
『開会式直後の、開幕試合』
『超満員の、甲子園球場』
常に追う展開だった、倉敷工が18安打で、投手陣を盛り立てながら、開幕戦を劇的に飾った。
延長12回、三村、三木らの連打で追いつくと、日下がライトへ決勝打を放った。20安打した金光大阪の攻撃も迫力あったが、守備で粘り切れず甲子園初勝利を土壇場で逃がした。参考までに、金光大阪は、安打20。二塁打7。三塁打1。本塁打1。失策3。
倉敷工は、安打18。二塁打4。三塁打1。本塁打1。失策1。
2回戦は、プロ注目堂林のいる、超名門中京大中京だった。
お願い
本文に迫力を持たせるため、敬称は略させて頂きます事をご了承下さい。
参考
朝日新聞「バーチャル高校野球」
山陽新聞「灼熱の記憶」
(注)現在、「灼熱の記憶」はありません。
瀬戸内海放送「夢フィールド」
(注)現在、「夢フィールド」の放送はありません。
協力
和泉利典(元、倉敷工業高校野球部監督)
中山隆幸(元、倉敷工業高校野球部部長監督)
岡山県立倉敷工業高等学校硬式野球部OB会
岡山県立倉敷工業高等学校おいまつ会